美女は二人

nostalji2012-06-26

録画していた天知小五郎の『天使と悪魔の美女』を観る。原作は『白昼夢』となっていますが、『猟奇の果』の要素の方が多いです。ただ、『猟奇の果』は、容貌を自由自在に変える整形手術を完成し、総理大臣や警視総監などの身代わりを作って日本を混乱に落とそうとする白コウモリという組織を明智小五郎が暴く物語で、メインプロットは大きく異なりますけどね。『白昼夢』は短編のため、1983年の正月特番用(2時間30分放送)に話を大きく作り替える必要があったのでしょう。でもって、美女は高田美和と鰐淵晴子ね。美女二人というのは、この作品だけじゃないかな。監督は井上梅次でなく村川透で、文代(五十嵐めぐみ→高見知佳)と小林少年も変更されています。浴室シーンに変更はありませ〜ん。
消費増税関連法案をめぐる最近の政界の動きは、中山治氏の云う“情緒原理主義”の悪い面がもろに出ていますね。政治家としての行動理念がないんですよ。小沢一郎の離党決意にしたって、選挙を見据えた利害損得という情だけのもので、反増税脱原発に対する施策なんて真剣に考えちゃいませんよ。国政改革という目的のために議席を増やすのでなく、議席を増やすことが目的になっていますからね。小沢一郎は選挙に勝ってチヤホヤされるのが生きがいね。幕末時代のように天誅暗殺が起きれば、腹の据わった政治家が出てくるのでしょうが……