相変わらず無敵

nostalji2011-05-25

録画していた『沈黙の鉄拳』(2009年/監督:キオニ・ワックスマン)を観る。殺人罪が冤罪と判って出所した元特殊部隊の戦士(スティーブン・セガール)が殺人現場に出くわし、ロシア人の青年と中国娘(マーライナ・マー)を助けたことから、中国マフィアや元国民軍特殊部隊と戦うことになるアクション映画ね。
久しぶりにセガールのアクションを見たのですが、相変わらず無敵ぶりを発揮していますね。太って身軽な動きができなくなった分、パワーで圧倒する感じです。ピンチにならないのだから、緊張感なんてありません。セガールのお気楽アクションです。それにしても、いつまで“沈黙”をつけるのだろう。
江戸川乱歩全集の第4巻を再読。『虫』『押絵と旅する男』『猟奇の果』『魔術師』『盲獣』の5作品が収録されていて、『猟奇の果』のまで読了しました。前巻の『蜘蛛男』あたりから明智小五郎は凶悪な犯罪者と戦う正義の味方になってきましたね。『猟奇の果』の犯罪者は、容貌を自由自在に変える整形手術を完成し、総理大臣や警視総監などの身代わりを作って日本を混乱に落とそうとする白コウモリという組織です。1960年代のスパイ映画によくある設定ですが、30年前にその発想はあったのだよ。