追悼ということで

nostalji2012-07-12

先日アーネスト・ボーグナインが亡くなったので、彼の西部劇初出演作品『大砂塵』(1954年/監督:ニコラス・レイ)を再見。砂嵐が吹き荒れるアリゾナの谷間の町にジョニー・ギター(スターリング・ヘイドン)がやってきます。ジョニーが訪れたのは、ヴィエナ(ジョーン・クロフォード)の賭博場ね。ジョニーが食事をしていると、エマ(マーセデス・マッケンブリッジ)が町の有力者マッキヴァース(ワード・ボンド)たちを引き連れて乗り込んできます。4人組の駅馬車強盗があって、容疑者のダンシング・キッド(スコット・ブラディ)を引き渡せと言うのね。そこへ当のキッドたち4人が現れ、アーネスト・ボーグナインは4人の中にいます。砂嵐の中を登場人物が勢ぞろいするので『大砂塵』という邦題になったのかな。
ジョニーとヴィエナは5年前に別れた恋人同士で、その間にヴィエナとキッドはできていますが、再会によって焼けぼっくいに火がつくのね。エマはキッドに惚れているので、キッドが惚れているヴィエナが憎いんですな。ヴィエナが鉄道用地を買い占めたことから、町の連中はヴィエナをこころよく思っていません。愛憎渦巻く、色と欲の物語で、これまでになかった異常な西部劇です。ジョーン・クロフォードマーセデス・マッケンブリッジの演技のわざとらしさもあって、公開当時の評価は悪かったようです。その後、ニコラス・レイが再評価され、この作品の評価も見直されました。
でもって、アーネスト・ボーグナインですが、仲間を裏切り、スコット・ブラディを射とうとして、スターリング・ヘイドンに射ち殺される悪い奴ね。ヘイドンとの重量級の格闘は、ボーグナインの持ち味が出ています。肉体派悪役はピッタシで〜す。
PS3で、『ドラゴンエイジ:オリジンズ』をプレイ。フェイドの10のクエストを完了し、仲間を悪夢から解放しました。塔に戻り、1階から最上階へと魔道士たちを倒して行き、サークル・タワーを奪還。ダークスポーンとの戦いにおけるテンプル騎士団の協力を取りつけてクエスト終了です。