背景はジョンソン郡戦争

nostalji2014-10-09

DVDでテレビ西部劇『西部二人組』の#43「Bushwack!」と#44「What Happened at the XST?」を観る。
「Bushwack!」は、小牧場主のために牛運びを手伝うヘイズ(ロジャー・デイビス)とカーリー(ベン・マーフィー)の物語。ワイオミングへやってきたヘイズとカーリーは何者かに命を狙われ、マーティ(グレン・コーベット)という牧場主に助けられます。マーティが殺した男は、対立している家畜飼育者協会が雇ったガンマンだったので正当防衛であることの証言を二人に頼むのね。お尋ね者である二人が困っていると、マーティの相棒クレス(フランク・コンバース)が、所有権が明らかでない牛は家畜飼育者協会に没収されるとことをマーティに知らせます。マーティは集めた200頭の牛をモンタナまで運んで売ることにし、二人が手伝うことに……
ワイオミングにおける大牧場と小牧場主の対立は有名(『シェーン』や『バージニアン』の背景になっている)で、後にジョンソン郡戦争を引き起こします。
「What Happened at the XST?」は、古い馴染みの無法者の頼みで、彼が隠した金を二人が掘り出す物語。昔馴染みのゴーマン(キーナン・ウィン)にバッファローの町にやってきたヘイズとカーリーは、保安官命令を受けた二人の保安官助手(ジェフリー・ルイスとウィリアム・スミス)に無理やり町から追い出されます。町に戻った二人が保安官に会うと、これが昔の無法者仲間のジョー・ホーナーで、今ではフランク・カントン(エド・ネルソン)と名乗って保安官をしていたのね。昔の名前で呼ばないことを約束し、ゴーマンに会うと、昔盗んだ8万ドルの金を掘り出すのを手伝って欲しいと持ちかけられます。隠した場所には貯蔵庫が建っており、何とか掘り出しに成功しますが、金を狙って二人の保安官助手が現れ……
フランク・カントンは実在人物で、ジョンソン郡の保安官(シェリフ)をしていました。事務所があったのがバッファローの町ね。ジョンソン郡戦争では、大牧場主に雇われたガンマンの首領として活動しています。画像は、実物のフランク・カントン。