今度は

nostalji2015-10-02

録画していた『ルパン三世』(2014年・東宝/監督:北村龍平)を観る。モンキー・パンチ原作の人気アニメの実写化です。幅広い層でイメージが定着しているものなので、興味を持つ人は多かったでしょうね。私もその一人ね。
祖父ルパンの相棒だったドーソンが殺され“光の首飾り”が奪われます。“光の首飾り”は“真紅のルビー”と対になっており、二つ揃うとクレオパトラが所持していた“クリムゾン・ハート”になるという秘宝。“クリムゾン・ハート”は闇社会の大ボスが手に入れ、世界最強の要塞金庫“ナヴァロンの箱”に収蔵されます。ルパン三世小栗旬)は、仲間の次元大介玉山鉄二)・石川五エ門綾野剛)、それに“クリムゾン・ハート”横取りを狙う峰不二子黒木メイサ)が加わって“ナヴァロンの箱”へ。銭形警部(浅野忠信)がルパン三世を執拗に追いますが……
リアルに描くか、マンガチックに描くか、どちらも中途半端になっています。綾野剛浅野忠信はマンガ的演技に徹していますが、小栗旬黒木メイサはダメ。小栗旬ルパン三世は完全にミスキャストです。天衣無縫の明るさがないんですよ。小栗旬はネアカ演技ができてません。アクションは全体的にマンガチックで悪くないのですが、車を両断するくらいの徹底さが欲しかったです。稚拙な出来でしたが『ルパン三世・念力珍作戦』(1974年・東宝/監督:坪島孝)の方がマンガチックに徹していて面白かったよォ。