とんでもホラー

nostalji2015-11-03

録画していた『ピラミッドの呪い』(2014年/監督:グレゴリー・ルヴァスール)を観る。アメリカ人考古学者親子がピラミッド内部で数々の罠と謎の生物に襲撃される劇場未公開のホラー映画です。
考古学者のマイルズ(デニス・オヘア)とノーラ(アシュリー・ヒンショウ)は地中に埋もれていた三角錐のピラミッドを発見します。それはエジプト王朝よりも古い時代のものだったんですな。内部を調べていたNASAから借りた無人探査機が通信不能になり、回収を兼ねてマイルズたちは内部調査に入ります。無人探査機はバラバラに壊され、命綱のロープは切られ、外部との連絡ができないまま、調査隊はピラミッドからの脱出を試みますが……
ブレア・ウィッチ・プロジェクト』のようなモキュメンタリー手法で描いていますが、映像が紛らわしいだけで効果は今イチ。ネタバレしますと、このピラミッドはエジプトの古代神オシリスが冥界の神アヌビスを閉じ込めた牢獄だったのね。顔はジャッカル、身体は人間のアヌビスが調査隊を襲うんです。「死者の書」に書かれているように、天秤を用いて死者の罪を量るために心臓を掴みだすんですよ。日本でいえば閻魔さまが、亡者の舌を抜くようなもので〜す。