ついでに忍者亀

nostalji2015-11-27

録画していた『ミュータント・タートルズ』(2014年/監督:ジョナサン・リーベスマン)を観る。原題は「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」で十代の忍者亀ね。アメコミのヒーローとして子どもたちに根強い人気があり、1990年〜93年にも実写版でシリーズ3作が作られています。
犯罪組織フット団の取材をしていたTVレポーターのエイプリル(ミーガン・フォックス)は、何者かがフット団をやっつけるのを目撃しますが、上司(ウーピー・ゴールドバーグ)に信じてもらえません。そんな中、地下鉄駅を襲撃したフット団と戦う正義の味方を目撃、撮影に成功しますが、それは何と人間の言葉を話す身長180センチの4人の亀。レオナルド、ラファエロミケランジェロ、ドナテロという名前からエイプリルは、子どもの頃に父の研究所で実験用に飼われていた子亀だったことを思いだします。研究所の火事で父は死に、エイプリルは鼠のスプリンターと一緒に彼らを逃がしたのね。彼らは化学物質の影響で突然変異していたんですよ。エイプリルは父の友人だったサックス(ウィリアム・フィクトナー)にそのことを話しますが、サックスこそ父を殺したフット団の黒幕だったことから……
前3作は着ぐるみでしたが、今回はパフォーマンス・キャプチャーによるCG映像で、アニメを見ている感じです。マイケル・ベイが製作しているので、“トランスフォーマー”と同じノリね。ストーリーなど二の次のアトラクション映画なので、観ている瞬間は凄いと思っても、後には何も残りません。
ところでスプリンターの指導のもとに亀たちは忍者修行をするんですが、スプリンターが読んだ教本がアメリカ人の書いた忍術解説本なので、カンフーとごっちゃになるのは仕方ありませんな。宿敵の鎧武者シュレッダーも一応忍者という設定のようで〜す。