昨日に続き

nostalji2016-04-05

録画していた『兵隊やくざ殴り込み』(1967年・大映/監督:田中徳三)を観る。
有田(田村高廣)と大宮(勝新太郎)が配属されている最前線部隊は、香月少尉(細川俊之)のような毅然とした上官もいれば、影沼少佐(安部徹)・滝島准尉(小松方正)・赤池曹長(南道郎)のような権力をかさにきた横暴な上官もいました。有田と大宮は娼婦のさつき(岩崎加根子)から影沼たちが女郎屋で私腹を肥やしていることを聞くのね。二人が調査を始めると、有田が暗号教育の名目で転属させられます。稼ぎが悪いとさつきに暴力をふるう赤池をブン殴ったことから大宮は営倉に入れられ、さらに影沼の情婦・明美野川由美子)といい仲になったことから重営倉に移される仕末。香月の尽力で復帰してきた有田は、影沼たちが二重帳簿で軍票をごまかしていることをつきとめ、それをネタに大宮を重営倉から救いだします。戦況が悪化し、香月隊は全滅し、共産ゲリラに奪われた軍旗を大宮が単身奪還。戻った大宮は有田から戦争が終わったことを知らされ、逃げ支度をしている影沼たち三人をブチのめして有田と大陸の彼方へ去って行きます。
カツシンは共産ゲリラへの単身殴り込みでスーパーマンぶりを発揮。弾丸の方がよけていくんですな。ふてぶてしい安部徹、陰険な小松方正、暴力的な南道郎と、悪党キャラはグッド。毎度、おなじような展開で完全にマンネリ化で〜す。