本日も

nostalji2016-04-06

録画していた『兵隊やくざ強奪』(1968年・大映/監督:田中徳三)を観る。
終戦直後の満州で、有田(田村高廣)と大宮(勝新太郎)は木に縛られていた権藤(江守徹)たち5人の兵隊を救います。彼らに食料を与えて別れ、加藤(須賀不二男)中隊と出会いますが日本の敗戦を信じない加藤は二人を食料倉庫に閉じ込めるのね。食料倉庫から脱出した二人は、銃殺寸前の美人ゲリラ・秋蘭(佐藤友美)を救い出しますが、秋蘭には逃げられます。廃屋で捨て子の赤ん坊を見つけ、置き去りにはできず大宮が山羊を盗みに行った留守に人民解放軍が有田を襲撃。解放軍は松川(夏八木勲)という男に10万ドルの金貨を奪われ、有田をその一味と思ったんですな。大宮が赤ん坊と山羊を連れて有田を捜している時、権藤たちと出会います。逃げ出した有田を追跡している解放軍を見た大宮は草むらに身を潜めますが、解放軍に脅える権藤たちが泣きじゃくる赤ん坊を殺そうとしたことから大宮は5人に鉄拳制裁。それを見ていた松川の部下が、大宮の腕にほれこみ松川に紹介します。有田を捜すという条件で松川の依頼を引き受けた大宮は解放軍とも知らずに三人の男を片付けますが、解放軍に捕まり銃殺される破目に。そんな大宮を救ったのは秋蘭で、秋蘭から松川の悪行を知らされた大宮は松川に挑み、金貨を解放軍に返します。解放軍から逃げ回っていた有田と出会った大宮は、内地に戻るために大陸の彼方へ……
かなり粗っぽい展開で褒められた内容ではありません。大宮と有田の共同作戦もなく、カツシンの一人舞台です。当初のコンビの面白さというのがありませ〜ん。