新番組は多いが

nostalji2016-07-17

ドラマは4〜6月のワンクールが終わり、新ドラマが色々始まりますが、私が興味をひいたのは先週から始まったBSプレミアムの時代劇『伝七捕物帳』だけ。
伝七捕物帳』の原作は陣出達朗ですが、もともとは捕物作家クラブ(野村胡堂城昌幸・土師清二・佐々木壮太郎・陣出達朗)の連鎖小説でした。映画では高田浩吉のヒット作となり13本(松竹:11本・東映:2本)作られています。テレビでもTBS系列(大阪朝日放送製作;1968年3月9日〜7月6日放送)で主演しています。
今回の『伝七捕物帳』は、中村梅之助の主演でヒットした日本テレビ系列(1973年10月2日〜77年10月11日放送)のリメイクね。梅之助の息子の梅雀主演で、「ヨヨヨイヨヨヨイヨヨヨイヨイ、めでてぇな!」の二本指締めの決め動作も受け継いでいます。過去にも、『旗本退屈男』の北大路欣也や、『月影兵庫』の松方弘樹が父親の十八番を受け継いだことがありましたが、果たしてどうかな。第1回を観た限りでは、梅雀も悪くはないのですが、悪党と対決する時の眼力は梅之助と比べると弱いですねェ。