童心に戻って

nostalji2016-08-03

録画していた『シンバッド七回目の航海』(1958年/監督:ネイザン・ジュラン)を観る。レイ・ハリーハウゼンの特撮映画です。リアルタイムでは観ておらず、私が観たのはリバイバル上映された時。その時の邦題は、『シンドバッド七回目の冒険』ね。
婚約者パリサ姫(キャスリン・グラント)と航海中のシンドバッド(カーウィン・マシューズ)はコロッサ島で魔術師ソクラ(トリン・サッチャー)を一つ目巨人サイクロプスから救ってバグダッドへ戻りますが、巨人に奪われた魔法のランプをとりもどすためにソクラはシンドバッドへ再び島へ行く要請をします。しかし、シンドバッドが断ったためにパリサ姫をミニチュア人間に変え、それを直すにはコロッサ島に住む双頭の鷲ロック鳥の卵の殻が必要だと言うのね。島に行く途中で乗組員の反乱があったりするものの、何とか島に着いたシンドバッド一行を待ち受けていたものは……
ハリーハウゼンがダイナメーション手法を使った最初の作品で、巨大トリックと縮小トリックの両方を活用し、持っている技術を全て出し切っている感じです。ガイコツ剣士とシンドバッドの戦いなんて、『アルゴ探検隊の大冒険』より動きが良いんじゃないかな。お子様向きのファンタジーアクションですが、50年以上前にこれだけの特撮映画を作ったことは賞賛に値しま〜す。