本場の味

nostalji2017-02-04

ダビングして持ってきた『SPOOKSスプークス/MI−5』(2015年/監督:バハラット・ナルルーリ)を観る。MI−5のエージェントが逃亡したテロリストのテロ計画阻止とMI−5内部の裏切者を探るスパイ・サスペンスです。人気テレビシリーズのオリジナル劇場版とのこと。
国際テロリストのカシム(エリス・ガベス)を護送していたMI−5が襲撃をうけ、一般市民を守るためにカシムを釈放した責任者のハリー(ピーター・ファース)が解任されます。ハリーは失踪し、ハリーとカシムの関係を疑うMI−5の上層部は、かつてハリーの部下だった凄腕エージェントのウィル(キット・ハリントン)を召還。ハリーは上層部の人間がカシム逃走の手引きをしたと考えており、裏切者をつきとめるために密かにカシムと接触します。捜査を進めていたウィルはMI−5内部の動きに不信感を持ち、ハリーと合流。二人は協力して裏切者の正体とカシムの狙いを探りますが……
主人公が中年のオッサンなので派手なアクションはありません。その分、相手の裏をかく駆け引きが見せ場になっています。味方をも欺き、ラストの裏切者への処置まで、予測のつかない展開は、スパイ映画を得意とするイギリス映画ならではで〜す。