西部劇だけど

nostalji2015-07-22

第1話だけはリアルタイムで観たのですが、その後、録画したまま放ったらかしていたテレビ西部劇『荒野のピンカートン探偵社』の2話と3話を観る。サイドストーリーのない完全1話完結型のドラマで何時でも観れると、そのままズルズルきていました。
#2「情事の代償」は、売春宿で殺されたウイスキー会社の社長が殺され、ケイト(マーサ・マックアイサック)とウィル(ジェイコブ・ブレア)は被害者の妻に雇われ、行方不明になっている娼婦の捜査を頼まれます。娼婦を見つけ出すものの彼女は拘束中に何者かに殺され……
容疑者は被害者のビジネスパートナーや被害者の妻、それに息子と絞られていく本格ミステリーです。一番怪しくない人物が犯人とういう定番通りの展開でした。
#3「悲劇の名優」は、芝居を見ていたケイトとウィルの目の前で役者が死に、検死の結果、毒殺されたことがわかります。一座の中に犯人がいると考えた二人は、ウィルが死んだ役者の代役として一座に潜入。毒薬を所持していた男が背中を刺されて負傷しますが……
一座の中にリンカーン暗殺犯の兄がおり、事件の背景に暗殺事件の裏事情が関係していたというのがミソ。第1話では強盗団の中にジェシー・ジェームスを登場させていますが、フィクションの中に史実をどう絡ませるのかが楽しみです。
第1話の後、カンザスシティに開設された事務所にケイトとウィルが駐在し、周辺でおこる事件を解決していくわけですが、カンザスシティといっても所在地はミズーリ州なのね。カンザスシティカンザス川とミズーリ川が合流する位置にあり、カンザス州側とミズーリ州側の2つに分かれていて、中心地はミズーリ州側です。ケイトとウィルに協力したり反目したりするローガン保安官(デビッド・ブラウン)はミズーリ州ジャクソン郡を管轄するシェリフ。カンザスシティなのに、ミズーリ州の保安官が町にいるのを不思議に思った人は多いんじゃないかな。