本日も

nostalji2017-05-13

ダビングして持ってきた時代劇『子連れ狼・死に風に向う乳母車』(1972年・東宝/監督:三隅研次)を観る。シリーズ3作目。
女衒(名和宏)を殺した少女(加藤小夜子)を助けた拝一刀(若山富三郎)は、少女の代わりに忘八の酉蔵(浜木綿子)から折檻を受けます。酉蔵は一刀が刺客・子連れ狼であることに気づき、藩を取り潰し天領の代官となって私腹を肥やしている裏切者・猿渡玄蕃(山形勲)の暗殺を依頼。用心棒の六兵衛(草野大悟)と左門(和崎俊哉)を一刀に倒された玄蕃は刈谷藩に応援を頼みます。やって来たのは一刀と因縁のある渡り徒士の官兵衛(加藤剛)で……
200人の敵を相手に乳母車に仕込んだ機関銃が炸裂。『続・荒野の用心棒』のジャンゴみたいなものですな。機関銃だけでなく、乳母車は弾丸除けにもなり、弾丸がなくなれば備えつけの長巻や槍でバッタバタと敵を倒していきます。ラストは死に場所を探している官兵衛との対決。官兵衛の首が飛び、首だけとなった官兵衛の目を通して見る視界というのは三隅ならではのアングルで〜す。