カナダ映画だが

nostalji2017-08-25

録画していた『リターン・トゥ・アース』(2014年/監督:エリック・ピコリ)を観る。近未来における宇宙空間を舞台に繰り広げられる孤立した宇宙飛行士たちのサバイバルSFです。カナダ映画ですがケベック州にて製作されているので言語はフランス語。
木星の衛星エウロパへの有人飛行の実現に向けた検証実験プロジェクト(Mプロジェクト)で、アンドレア(ジュリー・ペロー)・ヴァンサン(ジャン・ニコラ・ヴェロー)・ジョナサン(ジュリアン・デシャン・ジョラン)・ジャスティン(ナディア・エッサディッキ)の4人が、宇宙ステーションで1000日間滞在することになります。滞在900日目にエウロパで淡水が発見され、有人飛行の可能性が出てきた時、モントリオールで地下鉄爆破テロ、そして核戦争発生。地球からの通信がとだえ、4人は宇宙空間に取り残され……
地球上での政治状況を省いて人間ドラマに集中しています。宇宙船上でのトラブル発生も、ハリウッド映画のような派手なものでなく、トラウマからくる地味なもの。全体的に盛り上がりに欠けるものの、人間ドラマとしては悪くないと思います。B級SFとしては満足できる作品で〜す。