知る人ぞ知る

ビデオ整理のついでに『宇宙Gメン』を観る。『宇宙Gメン』は、『琴姫七変化』をヒットさせた日本電波映画が製作(全13話)したSF特撮ドラマです。日本テレビ系列で1963年8月20日に放送開始しますが、視聴率が悪く10月8日に8話で放送打切り。火曜夜7時からの30分番組で、私は裏番組の『ザ・ヒットパレード』を観ていたので、全く記憶にありませんでした。何故かDVDで未放送を含めて全話(但し、6話と11話はフィルムが行方不明で未収録)発売されています。最後まで観たいと願っていた人が多いとは思わないのですけどね。私は以前、CATVで放送したものをビデオ録画しており、放ったらかしにしていたものを今回観賞。でもって、お話は……

南太平洋のアンドロメダ島にある宇宙研究所で、川中博士(源八郎)が開発した有人宇宙船レダ1号が小西パイロット(栗塚旭)の操縦で宇宙へ向けて出発。しかし、川中博士、川中博士の娘マリ(東孝子)、小西の弟・達夫少年(齋藤伸男)、小西の同僚・月村(倉丘伸太郎)が見守る中、レダ1号は通信が途切れ爆発します。小西の後任で国際宇宙科学局から早風(平井晶一)が着任。早風は襲ってきた男を捕まえますが、男は何者かに殺されます。襲ってきたのは、悪の組織デーモン帝国の殺し屋。グレートデーモンが率いるデーモン帝国の幹部コブラヘッドは宇宙研究所の通信を傍受しており、レダ2号の打ち上げを知ります。レダ2号はデーモン帝国の待ち伏せにあって爆発しますが、それは囮で、宇宙Gメンの乗った宇宙艇が現れ、デーモン帝国の戦闘宇宙艇を撃墜。その映像を宇宙研究所の面々が見ていてバンザイ、バンザイね。

宇宙研究所はその後、宇宙開発のための大型宇宙船アンドロメダ号を建造し、月の調査や宇宙ステーションの建設を行うのですが、毎回デーモン帝国が妨害工作をします。しかし、宇宙Gメンによって幹部が次々に倒されていき、最後は宇宙へ脱出しようとするグレートデーモンを倒してエンド。原作に双葉十三郎氏の名があるものの、いかにも、安上がりな子供向けSFアクションといった感じの作品。はっきり言って、子供でもバカするようなドラマで~す。

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