介護認定されて

nostalji2017-09-19

母が要介護1に認定される。ケアマネージャーとの今後の介護サービスについての打ち合わせと契約に立ちあいました。医者から適度の運動を言われているので、週2回半日程度のデイケアに行くことを希望。候補施設が3ヵ所あり、今週末から来週にかけて各施設で試してみて、自分にあう施設を決める予定です。
移動や待ち時間に読んでいた井沢元彦:著の『誰が歴史を歪めたか』(祥伝社黄金文庫:2000年4月20日第1刷発行)を読了。歴史に造詣の深い10人の著名人(梅原猛・森浩一・陳舜臣小松左京小室直樹高橋克彦田中優子山本夏彦半藤一利呉善花)との対談集です。
共通テーマとして、怨霊信仰について語られています。怨みを持って死んだ人間は怨霊となって祟るというのは、確かに日本独自のものですね。欧米には殺したり、滅ぼした相手を祀ることはないですな。中国や韓国は儒教の影響で、天から選ばれた者の行動は正義であって、怨まれる筋合いはないということね。それよりも、現存する人間の復讐を怖れて、一族はおろか関係する人間を皆殺しです。干ばつや落雷などの天災も、怨霊のせいでなく王の徳のなさにするのね。宗教においても唯一無二の絶対神を敬うのが万国共通ですが、日本では八百万の神ね。怨霊を防ぐために神として祀るので、神さんはどんどん増えま〜す。