録画していた『封神伝奇バトル・オブ・ゴッド』（２０１６年／監督：ユアン・ホイ）を観る。中国の古典伝奇小説『封神演義』をもとにしたファンタジーアクションです。
古代中国、殷の紂王（レオン・カーフェイ）は黒竜に命じられた九尾の狐が化けた妲己（ファン・ビンビン）に操られ、周辺諸国の侵略を行っています。三つの太陽が重なる時、黒竜が蘇えり世界は闇に覆われるのを防ぐため、姜子牙（ジェット・リー）は翼族の雷（ジャッキー・ヒョン）に黒竜を倒すことができる黄金の剣を探すように命じるのね。雷は旅の途中でナタ（ウェン・ジャン）とヨウゼン（ホアン・シャオミン）を仲間にします。妲己配下の申公豹（ルイス・クー）が美女に変えた木偶人形の藍蝶（アンジェラベイビー）に雷が恋したことから……
金をかけた大作だけにＣＧ映像は見るべきところはあります。だけど内容は大味で仰々しく、ドラマとしての面白味はありませんな。私は原作を読んでいませんが、どうも原作とひどくかけ離れているようですね。悪は滅んでおらず、姜子牙が呪いをかけられたままの続編ありきのラストになっていますが、中国本国では不評（大金かけてコケた）のようで、続編が作られるか疑問。登場人物がやたらと金ピカ衣装で眼がチカチカしま〜す。
