方向違いへ

録画していた『ワイルド・スピード ICE GREAK』(2017年/監督:F・ゲイリー・グレイ)を観る。サイバーテロリストの下で働くドミニクと、かつての仲間たちとの戦いを描いたシリーズ最新作(8作目)です。
キューバでレティ(ミシェル・ロドリゲス)と過ごしていたドミニク(ヴィン・ディーゼル)に、謎の女性サイファー(シャリーズ・セロン)が接触してきます。サイファーは核で世界を支配しようとしているサイバーテロリストで、ドミニクはエレナ(エルサ・パタキ)と赤ん坊(エレナとドミニクの間にできた息子)を人質にとられ、サイファーの命令で働かされるんですな。サイファーを追っている特殊機関の長官ノーボディ(カート・ラッセル)は、ドミニクの仲間たちレティ、テズ(リュダクリス)、ピアース(タイリース)、それにホブス(ドウェイン・ジョンソン)とラムジー(ナタリー・エマニュエル)、さらに刑務所にいるデッカードジェイソン・ステイサム)を加えてチームを結成。ブライアン役のポール・ウォーカーが事故死したため当然ブライアンの登場なし。家族と幸福に暮らしているので知らせないという設定ね。今回新たに登場するのが、ノーボディの部下リトル・ノーボディ(スコット・イーストウッド)です。
話のスケールは大きくなっていますが、カーアクションの面白さは薄れてきました。CG主流の映像は、見た目は派手ですが重量感がないんですよ。ドミニクたちが特殊エージェント化してきたのも気に入りません。シャリーズ・セロンは捕まっておらず、シリーズの続きも似たような傾向になりそう。車のプロが結集したシリーズ5作目『MEGA MAX』が一番面白かったで~す。

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