原点確認で

録画したままだった『ニキータ』(1990年/監督:リュック・ベッソン)を再見。薬中女性が潜在能力を買われて政府の工作員になる話ですが、昨日観た『ANNA/アナ』と設定が似ていることを思い出しました。

不良仲間と麻薬欲しさに薬局に押し入ったニキータアンヌ・パリロー)は、警官隊と銃撃戦になり、警官を射殺。ひとり生き残り、終身刑を宣告されますが、政府機関のボブ(チェッキー・カリョ)に誘われて秘密工作員となって生きる道を選択。3年の訓練の後、有能な工作員に成長。ジョゼフィーヌという名前と仮の職業を持たされ、街で一人暮らしをしますが、マルコ(ジャン・ユーグ・アングラード)という恋人ができます。マルコに秘密で任務を遂行していくニキータでしたが……

最近の映画と比べるとアクション場面は手ぬるいですが、昨日の『ANNA/アナ』よりも主人公の人物像は深みがあります。女の魅力を発揮させる指導役がジャンヌ・モローだったことはすっかり忘れていました。かっこ良かったという印象があった殺し屋ジャン・レノが、今回観直すとコメディー調で「何じゃコリャ」という印象。記憶なんて、あてになりませんね。そのうち、『ANNA/アナ』と『ニキータ』がゴッチャになるんだろうなァ。その時まで、生きていないか……

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