時代劇から

BSプライムで放送していた『雲霧仁左衛門5(全8回)』を観了。雲霧仁左衛門が火盗改の追撃をかわしながら巨悪と戦うピカレスクロマンです。

最初の敵は、若年寄・三好重右衛門(筧利夫)と結託して暴利をむさぼる西海屋(大地康雄)で、雲霧仁左衛門中井貴一)の一党は、新しく火盗改の役についた山川(早乙女太一)の裏をかいて盗みを成功させます。三好は大奥総取締役の滝山(ともさかりえ)に取り入って大奥の隠し金を狙っていましたが、雲霧一党に屋敷の蔵を破られ、隠し金を盗まれたことから不行き届きの咎で切腹。雲霧の最後の狙いは大奥の隠し金で、辞任した滝山と弟の山川は隠し金を密かに大奥から持ち出します。火盗改の長官・安部式部(國村隼)は、雲霧仁左衛門が隠し金を狙っていることに気づき……

人情を絡め、毎回見せ場が用意され、スピード感のある展開は悪くはないのですが、火盗改との戦いは同じような繰り返し。念入りな盗みの計画がなく、欲をいえば、唸るような盗みのテクニックを見せて欲しかったで~す。

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