感動を確認したくて

BSプレミアムで放送していて録画したままだった『ウルトラセブン(全49回)』を観了。観了といってもリアルタイムで観た記憶のあるエピソードはパスしたり、早送りしたんですけどね。今回放送されたものは、当時のフィルムをデジタルスキャンし、4K・HDRでよみがえらせた4Kリマスター版だったので映像は鮮明。それを大型画面で観たものだから、特撮の粗がよくわかってガッカリしたところもあるのですが、子供だましでないドラマ作りは現在でも通用します。

最終話の「史上最大の侵略(前後編)」は、リアルタイムで観ているんですが、最も印象に残っているエピソードだったので、じっくり観賞。これまでの戦いで過労死寸前のセブン=モロボシ・ダン(森次浩嗣)が苦しむ姿は胸をうちます。ダンが自分がセブンであることをアンヌ(菱見百合子)にうちあけ、別れを告げる哀切感は最高で、屈指の名場面。そしてなんとか宇宙怪獣を倒し、明星となって故郷のM78星雲へ帰って行くのです。

ちなみに、最終話の一つ前のエピソードでは、『ウルトラマン』のムラマツ隊長役の小林昭二がゲスト出演。セブンも過労など感じさせずピンピンしていま~す。

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