中国映画だが

録画していた『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・上海』(2016年/監督:チェン・アル)を観る。日中戦争前後の上海を舞台に裏社会に生きる男たちを描いた犯罪サスペンスです。

上海マフィアのルー(グォ・ヨオ)は、3年前に女優である淫乱な会長の妻シャオ・リュー(チャン・ツィイー)の問題を解決して、組織のボスとして確固たる地位を築いています。ルーの妹を妻にしている日本人のワタベ(浅野忠信)は彼の参謀。次第に戦火が迫る中、ルーは日本軍部をバックにした企業からの共同事業の誘いを断ったことから命を狙われます。ワタベが経営する日本料理店で銃撃戦がおこり……

時間軸が一定でなく、登場人物に合わせて過去と行ったり来たりしてスリリングに展開。構図にも凝っており、映像にも見るべきものがあります。だけど、テーマが何なのかがはっきりせず、愛憎劇をフィーリングだけで作ったような作品で~す。