少し古いが

録画していた『ブロウ』(2001年/デッド・デミ)を観る。ジョニー・デップが実在する麻薬ディーラーを演じた実録ドラマです。

両親の悲惨な家庭生活を見て育ったジョージ・ユングジョニー・デップ)は、ヒッピー文化が興隆する1960年代のカリフォルニアで大麻売買の元締めデレク(ポール・ルーベンス)と知りあい、麻薬の売人になります。メキシコから大麻を安く調達することに成功したジョージは瞬くまに巨万の富を得るディーラーとして君臨。しかし、密輸行為がバレて2年の懲役となります。刑務所でデルガドと知りあい、出所後、デルガドの紹介でコロムビア麻薬王エスコバルと取引開始。エスコバルから良質のコカインを仕入れて、麻薬ディーラーとして復活。ペラギア(ペネロペ・クルス)と結婚して、冨も愛も手に入れて幸福の絶頂にありましたが……

裏社会でのアメリカンドリーム物語。でも娘にも見捨てられ、結局は務所暮らし。実話なのでドラマチックな展開はありません。出演者の演技力で見せる作品です。主人公の父親役のレイ・リオッタが繊細な演技を見せ、グッド。ちなみに、ブロウはコカインの隠語で~す。