本日も

DVDで『陸軍中野学校・密命』(1967年・大映/監督:井上昭)を観る。日本に潜入した英国諜報員との対決を描いたシリーズ4作目です。

日本の機密が英国に漏れており、それが日本に潜入している謎の英国諜報員キャッツアイの仕業であるとドイツ大使館情報部のウィンクラー大佐(フランツ・グルーベル)から知らされた草薙中佐(加東大介)は、キャッツアイの調査を椎名次郎(市川雷蔵)に命じます。椎名は箱根で娘(高田美和)と静養している親英派の元外務大臣・高倉(山形勲)に接触。英・米の大使や関係者が招かれた高倉のパーティで椎名は浅井夫人(野際陽子)と親しくなります。浅井夫人は英米の情報をドイツに売り込み、ドイツの情報を英国に売り込む二重スパイ。英国大使館でつかんだ意外な事実を椎名に知らせようとした浅井夫人が殺されます。英国の官邸でみかけた人物が日本に来ていると娘に語っていた高倉も狂信的な青年将校に殺され……

キャッツアイはウィンクラー大佐で、独・英の二重スパイだったんですね。捻りが足りず、あっけなく正体がばれるのは不満ですが、前3作よりもスパイ映画らしくなっていま~す。