正月は一挙観

録画していた“クライムハンター”3作品を観了。“クライムハンター”は大川俊道が監督した米国LAリトルトーキョーを舞台にしたガンアクション映画です。主人公はジョーカーと呼ばれる凄腕刑事。

『怒りの銃弾』(1989年)

リトルトーキョー警察のジョウ(世良公則)はジョーカーと呼ばれる凄腕刑事で、相棒(竹内力)と教会の金500万ドルを奪ったブルース(又野誠治)を逮捕し、護送途中にピエロマスクの男たちに襲われ、相棒は殺され、ブルースは逃走。負傷したジョウは主任刑事(原田芳雄)が止めるのもきかず病院を抜け出してブルースを追います。途中でブルースを捜す修道女リリー(田中美奈子)と出会い……

『裏切りの銃弾』(1989年)

ジョウは犯罪組織に潜入したまま消息を絶った同僚キャッシュ(エリック・ダグラス)の救出を命じられ、相棒(堀勉)と捜索を開始。キャッシュの恋人だったという麗子(葉山レイコ)の身辺をマークしますが、相棒が殺され……

『皆殺しの銃弾』(1990年)

ジョウは助けを求めてきた元恋人の芹香(辻沢杏子)と再会しますが、凶悪犯ニコル(清水健太郎)に彼女を連れ去られます。主任刑事(片桐竜次)に管轄外ということで止められますが、ジョウは女性刑事サニー(吉田美枝)とコカインブローカーのリキ(竹内力)を仲間にしてニコルを追跡。サニーは同僚を殺したニコルへの復讐、リキにはニコルが奪った200万ドル奪取という目的があります。ジョウは芹香を助け出しますが、サニーがニコルに拉致され……

東映Vシネマの第1弾となったシリーズで、邦画のガンエフェクトを一気に引き上げたことでガンマニアの間で評価の高い作品。確かに銃器類の描写は入念ですな。世良公則の動きもキレがあって満足できるアクション映画になっています。ストーリーは単純でツッコミどころも多いですが、ハリウッドのチンタラしたC級アクション映画より格段に面白いで~す。