オヤジ・アクションが好きで

録画していた『マークスマン』(2021年/監督:ロバート・ロレンツ)を観る。麻薬カルテルに狙われるメキシコ少年を親戚の家まで送り届ける男の物語。

海兵隊のすご腕狙撃兵だったジム(リーアム・ニーソン)は妻を亡くし、国境に面している牧場で孤独な生活を送っています。牧場が抵当で処分されようとしている時、メキシコの麻薬カルテルに追われて越境してきた母子と遭遇。母親は追って来た男たちに撃たれ、息子(ジェイコブ・ペレス)をシカゴの親戚に連れて行って欲しいと言い残して絶命。少年を当局に渡せば強制送還され、組織に殺されるので、ジムはやむなく少年を連れてシカゴを目指しますが……

クリント・イーストウッドの映画に多く係わってきたロレンツだけに、随所にイーストウッド映画の臭いがします。この映画のプロットも『クライ・マッチョ』と似たようなところがありますね。リーアム・ニーソンもお齢のせいか激しいアクションはありませんが、悪党たちを狙撃するシーンは貫禄といったようなオーラがありますよ。ちなみに、マークスマンとは狙撃手を意味するとのこと。