歴史アクションと思って

録画していた『ノースマン導かれし復讐者』(2021年/監督:ロバート・エガース)を観る。

9世紀のスカンジナビアの島国、戦から帰還したオーヴァンディル王(イーサン・ホーク)は司祭者ヘイミル(ウィリアム・デフォー)立ちあいのもと、息子アムレートの成人の儀式を行います。儀式の直後、叔父のフィヨルニル(クレス・バング)が叛乱を起こしてオーヴァンディルを殺害。王妃グートルン(ニコール・キッドマン)を連れ去ります。10歳のアムレートは、父の復讐と母の救出を誓い、ボートで島を脱出。十数年後、アムレート(アレクサンダー・スカルスガルド)は東ヨーロッパ各地で略奪をおこなうヴァイキングの勇者になっており、スラブの予言者(ビョーク)から己の運命を知らされます。フィヨルニルがアイスランドで小国を営んでいることを知ったアムレートは奴隷に変装。フィヨルニルの国に向かう奴隷船にのりこんだアムレートは、親しくなった白樺の森のオルガ(アニャ・テイラー・ジョイ)の助けを借り、復讐の機会を狙いますが……

北欧の神話やヴァイキング伝説をもとに描いた歴史バイオレンス。昔の史劇の絢爛さと比べると最近の史劇は薄汚いですなァ。リアル感を出そうとしているのでしょうが、見ていて楽しくありません。史劇は1960年代以前のものにかぎりま~す。