期待はせずに

録画していた『麒麟の翼~劇場版・新参者~』(2012年/監督:土井裕康)を観る。東野圭吾のミステリー小説を映画化。

日本橋麒麟の翼の像の前で倒れた青柳(中井貴一)をパトロール中の警官が発見。青柳はナイフで刺されおり、挙動不審の八島(三浦寛大)が警官に追われ、トラックにはねられて死にます。八島が青柳のカバンと財布を持っていたことから犯人と思われ、裏付け捜査が開始。所轄の刑事・加賀(阿部寛)は従兄弟である警視庁の松宮(溝端淳平)と組み、青柳の行動と八島との関係を調べます。何故、青柳は地縁のない日本橋にきて、瀕死の状態で刺された場所から麒麟の翼まで歩いてきたのか、加賀は青柳の行動に疑問を持ち……

加賀の捜査活動を丁寧に描いており、矛盾のない展開。新垣結衣・松阪桃李・菅田将暉山崎賢人といった若手人気スターが顔を揃え、松重豊鶴見辰吾志賀廣太郎山崎努などのベテランが脇をしめ、向井理がポスターだけで出演というサービスもあり、俳優陣を見ているだけで楽しめました。