本日も

録画していた『現代やくざ・盃返します』(1971年・東映/監督:佐伯清)を観る。シリーズ3作目ですが、主人公は与太者でなく、内容も任侠映画

堂本組の関山(菅原文太)は堂本(小池朝雄)に頼まれて、伊丹空港拡張の土地の利権をめぐって対立している萩原組長(水島道太郎)を殺します。出所して戻ってみると萩原組は解散しており、堂本の兄弟分の三鬼(諸角啓二郎)組と萩原の兄弟分だった柴山(松方弘樹)組が対立。柴山組の縄張りを狙う三鬼が柴山組の賭場を襲い、客として居合わせた大親分(中村竹弥)の怒りを買います。堂本が三鬼と柴山の仲裁を買って出ますが柴山は拒絶。堂本は関山に柴山暗殺を命じますが、関山は幼馴染の芳子(野川由美子)と結婚して足を洗おうと考えており、筋が通らないことを理由に拒絶。堂本は網走帰りの黒田(汐路章)に関山の名を名乗らせて柴山を暗殺。罠にかけられた関山は、盃を返すと堂本と三鬼にドスをふりかざし……

主人公は義理と人情に板挟みになる古い任侠やくざで、シリーズにマッチしません。モヤモヤした気分になり、はっきり言って駄作。