懐かしのラブコメディ

録画していた『恋をしましょう』(1960年/監督:ジョージ・キューカー)を観る。億万長者が女優に恋する物語。

億万長者のクレマン(イヴ・モンタン)は自分を皮肉っている芝居が上演されると広報担当のコフマン(トニー・ランドール)から知らされ、一緒にリハーサルを見に行きます。舞台で歌って踊っているアマンダ(マリリン・モンロー)に一目惚れ。プロデューサーがクレマンに似ている役者を捜しており、クレマンは彼女に近づくために偽名を使って役者に採用されます。クレマンはアマンダと親しくなりますが、彼女が金持ちを軽蔑していることを知り、ありのままの自分を知ってもらうために役者として認めさせようと決意。若いハンサムな歌手トニー(フランキー・ボー)に代わって主役になろうとしますが……

モンローとモンタンの共演で話題になった作品。モンタンは無理に笑わそうとしているのか、全体のテンポとあっていない感じ。主役となるために、喜劇、歌、踊りの一流の先生のレッスンを受けるのですが、ミルトン・バール、ビング・クロスビージーン・ケリーが本人役で出演。モンタンの下手ぶり演技より、彼らのウンザリした表情が可笑しかったです。モンローは、キュートなお色気ぶりを見せて魅力的。「恋をしましょう」など5曲の他、コール・ポーターの「私の心はパパのもの」も劇中で歌われま~す。