続いて

録画していた『SF巨大生物の島』(1961年/監督:サイ・エンドフィールド)を観る。レイ・ハリーハウゼンが特撮を担当した劇場未公開の冒険映画。

南北戦争で南軍の捕虜となったハーディング大尉(マイケル・クレイグ)は気球を奪い、部下のネブ(ダン・ジャクソン)とハーバート(マイケル・カラン)、従軍記者スピレット(ゲイリー・メリル)、捕まえた気球操縦士のベンクロフト(パーシー・ハーバート)と嵐の夜に脱走。気球は漂流し、太平洋の孤島に漂着。そこは、巨大な牡蠣があったり、蟹がいる不思議な島。やがて、難破した船からイギリス貴族メアリー(ジョーン・グリーンフィールド)と姪のエレナ(ベス・ローガン)が漂着します。彼らは島から脱出するために船作りを開始しますが……

原作はジュール・ヴェルヌの『神秘の島』で『海底2万リーグ』の後日談。巨大生物として、前述の他に巨鳥、蜜蜂、オウム貝が出てきますが、それらはネモ船長(ハーバート・ロム)の実験の産物。世界から飢餓をなくすために食物となる生物を巨大化しようとしていたんですな。特撮合成まるわかりの映像ですが、蟹や巨鳥などの動きはさすがハリーハウゼンで~す。