B級SF三本立て

nostalji2005-08-17

録画していた『宇宙からの生命体/ブラッド・ラスト』、『イット・ケイム・フロム・アウター・スペース』と『地球の静止する日』を観る。
『宇宙からの生命体/ブラッド・ラスト』(1958年/監督:エドワード・バーンズ)は、回収された人工衛星に付着していた未知の物体(ブラッド・ラスト)が人類を襲うという劇場未公開のSFホラー。1950年代のB級SFによく見られた特撮が殆どない(ブラッド・ラストが人類を襲うシーンなんてありませんよ)チーピーな作品です。ドラマ部分でサスペンスを盛り上げようとしているのですが、内容が陳腐なので退屈、退屈。
『イット・ケイム・フロム・アウター・スペース』(1953年/監督:ジャック・アーノルド)は、主演がリチャード・カールソンにバーバラ・ラッシュというB級キャストによるB級SF映画。宇宙人登場シーンは宇宙人の目を通して描く(画面は宇宙人を見て怯える人の顔)ことにより、観客に想像させる工夫をしています。宇宙人は変身能力があり、捕まえた人間に変身して現れるので中々正体を見ることができません。正体を見たら、チーピーな造形で笑ってしまいましたけどね。そこがB級SF映画の楽しみでもあるのですが。結局この宇宙人は悪者でなく、故障した宇宙船の修理のために人間を捕まえただけなので〜す。
地球の静止する日』(1951年/監督:ロバート・ワイズ)は、メッセージ性の強い、特撮よりもドラマ重視のSF映画。流石ロバート・ワイズで、サスペンス溢れるドラマ展開は最後まで緊迫感があります。画像は『地球の静止する日』のポストカードで、画像のような煽情的なシーンはありません。ロボットは出てきますが、動いている時は少なく、動いても2〜3人の兵士を相手にするだけで大人しいものです。A級スターのパトリシア・ニールが出演していましたが、今イチ冴えません。ゲーリー・クーパーとの恋の破局があった頃の作品なんですかね?
ワールドカップ・アジア地区最終予選のイラン戦を見る。2対1で日本の勝ち。出場が決定しているので緊張感なく観戦しましたが、それでも前半のイランのセットプレイや後半の攻撃にはハラハラしましたよ。