戦車が新登場

nostalji2005-09-15

1916年9月15日早朝、第一次大戦西部戦線にイギリス軍の戦車32台が霧の中に突如として出現。ドイツ軍は、この新兵器にビックリ仰天して退却したとさ。この戦車は、8人乗り・6挺の機銃装備し、時速は6キロ。49台がドーバーを渡ったのですが、17台は戦線に到着するまでに故障しました。ドーバーを渡る時に、機密保持のため“貯水タンク”と説明したことから、“タンク”の名称が生まれたのは周知の通り。出撃した32台の戦車のうち、泥濘にはまったり溝に落ちて動かなくなったものが14台、燃料切れが15台と、ドイツ軍要塞までたどりついたのは、たった3台だったそうです。たまたま昨日の国勢調査説明会に一緒に行った知人と映画の話をしていて、最近戦車が出てくる戦争映画がなくなったという話題が出たものですから……
録画していた『怪猫謎の三味線』(1938年/監督:牛原嘘彦)を観る。戦後の化け猫女優といえば入江たか子ですが、戦前は鈴木澄子なのです。この作品では残念ながら化け猫にはなりませんが、妖婦の魅力を存分に見せています。内容的には、当時としては技巧を凝らした演出なのでしょうが、現在の目で見ると全然怖くありません。逆に現在の目で見ると、セットや小道具がリアルで、江戸時代の芝居小屋の雰囲気が十分に伝わってきました。画像は、鈴木澄子。
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