貴重な映像

nostalji2005-12-02

『フォー・ブラザーズ 狼たちの誓い』をHP:放出美級迷画座の「映画は映画館で(2005年)」にアップした後、マカロニ大会で久しぶりに会ったOさんから、中身も確認せずに頂いたDVDを観る。バッファロー・ビルの“ワイルド・ウエスト・ショー”の映像(アニー・オークレーの映像がなかったので、1900年以降のものと思われる)や、ウィリアム・S・ハートの作品があったのは嬉しかったですねェ。
“ワイルド・ウエスト・ショー”の映像は、かなり詳細にショーの内容が紹介されていました。バッファロー・ビル本人が出演して、イエロー・ハンドとの決闘を再現している場面もあるんですよ。それにしても、どこから連れてきたのかわかりませんが、ジャパニーズ・キャバリー(日本の騎兵隊?)が参加していたのにはビックリしました。
ウィリアム・S・ハートの作品は、初期の短編(映画デビューした時が45歳ぐらいですから、初期といってもオッサンです)と、S・ハートの最高傑作であり最後の作品『曠原の志士』(1925年/監督:キング・バゴット)を部分的ではありますが観ることができました。『曠原の志士』の中でランド・ラッシュのシーンがあるのですが、これが中々の迫力。ジョン・フォードの『三悪人』のフィルムの使い回しかと勘ぐったのですが、『三悪人』の方が後でしたね。ランド・ラッシュの中をS・ハートが馬で疾駆するのですが、腰が鞍のピタとついて上体が上下しないのが凄いです。さすがホンモノのカウボーイ・スターです。画像はウィリアム・S・ハート