プライバシーのなかった昭和30年代前半

nostalji2006-07-01

録画していた『おトラさんの公休日』と『おトラさん大繁盛』を観る。シリーズの作品全てが、軸になるストーリーに4コマ漫画に近いショート・コントで繋いでいく構成になっています。ギャグも古めかしいものですが、逆に懐かしさを感じましたね。それと、昭和30年代前半の生活が想い出されたことですね。物もなく、日本全体が貧しかったから、6畳一間でも生活できたんですね。プライバシー云々なんて言っていたら、生きていけなかった時代です。皆が助け合って生活するという、精神的豊かさを“おトラさん”は教えてくれま〜す。
カミさん曰く、「だけど、そういう生活に馴染まない人もいたのよねェ。そういう人たちにとって、過度の近所つきあいは苦痛なのよ。まず、自分の生活ありきね。物がなくて、精神的豊かさだけでは、快適な暮らしは、できないものねェ」だってさ。
HP:放出美級迷画座の「テレビから映画へ」に、“おトラさん”シリーズを追加アップ⇒http://www2u.biglobe.ne.jp/~kazu60/zanmai05/tvtomu.htm