1週間のご無沙汰でした

nostalji2006-08-08

図書館で借りてきた玉置宏:著の『玉置宏の昔の話で、ございます』(小学館:2004年12月20日初版発行)を読了。玉置宏さんといえば、『ロッテ歌のアルバム』での「1週間のご無沙汰でした」のフレーズで有名ですが、あれが彼のオリジナルでなく漫談の牧野周一さんから譲り受けたものだとは知りませんでした。三波春夫と村田英雄が犬猿の仲となった事件など既にテレビのトーク番組で語られていることが半分以上ありましたが、昭和30年代の芸能界の事情が色々わかり楽しい内容になっています。巻末に曲紹介ナレーション集がついていますが、基本はやっぱり七五調ですねェ。
文部科学省の緊急調査で、吸排水口の安全面で不備のある公立学校や公営の水泳プールが40都道府県で1600ヶ所あるとのこと。役人が問題意識を持たずに毎日過している証明ですね。競争もなく微温湯的組織にいたら人間ボケてきますよ。この結果を知って反省するよりも、できていない所が多くて安心するんじゃないかな。黒澤明の『生きる』の時代から、お役所は全然変わっていません。投稿欄で公務員の声を読むと、たいてい自分のおかれている状況の正当性ばかりの主張で、自分で何かするという意見はありませんからねェ。