山田時代劇

nostalji2006-12-16

息子から貰ったタダ券でカミさんと『武士の一分』(2006年・松竹/監督:山田洋次)を観に行く。藤沢周平の小説を映画化した山田洋次監督の時代劇三部作の締めくくりの作品。前二作が夫婦愛を描くとともに、政争のために藩から命令されて刀を抜かざるをえなくなった主人公の苦悩(武士社会の不条理性)が描かれていたのに対し、今回は一分(面目)のための決闘といった単純なものになっています。ハンデを負って決闘に臨むというのは、西部劇の決闘に似たところがありますね。評判通りキムタクは好演しているし、初めて見た檀れいも悪くないですが、何といっても脇を固めるキャスティングが抜群でしたね。老中間の笹野高史、責任をとって切腹する小林稔侍、医者の大地康雄、お喋り姉の桃井かおり、そして敵役の坂東三津五郎。この作品が成功するかどうかは、主人公よりも悪役の演技の方が重要です。表面的には上級武士としての品があって、内面に卑しさを持つ役柄ですからね。坂東三津五郎の品のある悪役は最適でした。
HP:チャンバラワールドに「山田洋次時代劇三部作」をアップ⇒http://www.asahi-net.or.jp/~uy7k-ymst/chzak07/youji3.htm
三国志Ⅹ』は、在野の関羽と親密になったので、張遼に命じて登用する。その後、関羽に命じて、在野にいた劉備張飛を登用し、“三国志”の主役が呂布の配下になりました。呂布関羽張飛張遼・大史慈で牛輔が守る天水を攻略。まさに無敵の軍団です。