史実無視のビリー・ザ・キッド

nostalji2007-02-06

DVDで『ならず者』(1943年/監督:ハワード・ヒューズ)を観る。友人だったドク・ホリデイ(ウォルター・ヒューストン)がビリー・ザ・キッド(ジャック・ビューテル)と仲良くなり、相手にしてくれなくなったパット・ギャレット(トーマス・ミッチェル)はビリーを憎んで殺そうとするが、ドクはビリーに味方してドクとパットの友情は決裂、挙句に果てにパットがドクを殺してしまうというトンデモ映画です。もともと、この作品はビリーの恋人役で出演したジェーン・ラッセルを売出すための映画でした。「私が話を作って、脚本にも加わった。3〜4週間撮影したところで、ハワード・ヒューズと話していると、彼が監督したいというので、その後をまかせたのさ」とハワード・ホークスは語っていますが、ヒューズがジェーン・ラッセルのセックス・アピールを強調したいがために強引に監督交代したみたいですね。私はフィルムセンターで開催されたホークス映画祭で完全版を観たのですが、ラッセルの谷間の見える胸開きドレスは当時としてはエロっぽいものだったでしょうね。DVD(戦後公開バージョン)にはそのシーンがなく、大画面で見た時のドッキリ感が味わえませんでした。画像は、『ならず者』のジェーン・ラッセル。
三国志Ⅹ』は、ひたすら領土拡大。宛→新野→汝南→小沛と攻略しました。