続いて

nostalji2017-08-31

分冊百科マカロニウエスタン傑作映画DVDコレクション”の36巻に収録されている『オーウェルロックの血戦』(1967年/監督:リカルド・フレーダ)を観る。かつてテレビ放映されたことがある劇場未公開のマカロニ西部劇です。
父親が殺され息子のローレンス(スティーブン・フォーサイス)が10数年ぶりに故郷のオーウェルロックに帰ってきます。駅馬車に同乗していたエリザベス(パメラ・チューダ)という女性を拉致しようとした偽騎兵隊士からガンマンのハリー・ボイド(マーク・ダモン)が救出。オーウェルロックの町はレスター一家が支配しており、ローレンスは妹のジェーン(ルチアナ・ギリ)から真犯人はドク・レスター(ネロ・バッツフィーニ)と告げられます。復讐を望む彼女にローレンスは裁判で決着をつけると表明。レスター一家のならず者を叩きのめしたハリー・ボイドにエリザベスは惹かれますが、エリザベスの父親がレスター一家に殺され、ハリーがドクに雇われて保安官になったことから……
マーク・ダモンが本当のローレンスで、妹の恋人であるスティーブン・フォーサイスを影武者にして敵をあざむくというマカロニにしては凝った設定になっています。ただ、手間暇かけて証拠を集めても裁判にかけることなく、最後は拳銃で悪党皆殺しというマカロニ的決着。10数分おきに撃ちあいや殴りあいはあるものの、これといった特色はなく、平凡な作品で〜す。