やっぱり最低映画

nostalji2007-05-29

『ヴェノム 毒蛇男の恐怖』(2005年/監督:ジム・ギレスビー)は、ブードゥーの悪霊が宿っている毒蛇に噛まれた男がゾンビとなって若者を殺しまくるホラー。題名からして、いかにも最低という臭いが漂っています。もしかしたらと思ったのですが、何故か、たった一人生き残るヒロイン(アグネス・ブルックナー)に対しては、毒蛇男の攻撃が散漫という典型的なC級映画でした。血みどろシーンばかり見せられても、演出が平板でサスペンスもスリルもないんですから全然ハラハラしません。こんなホラーばかりでは、アメリカのホラー映画ファンがJホラーを歓迎するのがわかりま〜す。
参院選に向けた朝日新聞世論調査によると、安倍内閣の支持率は最低の36%になったとのこと。年金記録の消失や、松岡農水相の説明責任(自殺するとは意外と小心だったのか、小心者が権力を握ると、ろくなことがないや)に対する国民が納得する確固たる処置がとれなかったのが要因でしょう。そろそろ限界が見えてきたかなァ。
BShiで『殯の森』(2007年/監督:河瀬直美)を観る。カンヌ映画祭でグランプリを受賞した話題の作品なので、私の趣味ではないけど話のタネにね。確かに映像で見せる情感あふれる演出は素晴しいですが面白い映画ではありません。小説でいえば純文学ですからね。読み捨ての三文小説のようなC級映画が、やっぱり私は好きだなァ。