続編も面白かった

nostalji2007-07-28

先日、購入したDVD『腰抜け二挺拳銃の息子』(1952年/監督:フランク・タシュリン)を観る。ボッブ・ホープとジェーン・ラッセル主演の西部劇コメディです。前作の『腰抜け二挺拳銃』の評判が高く、続編の方はあまり知られていませんが、前作に劣らず面白かったです。シンギング・カウボーイのロイ・ロジャースの出演により、音楽面は前作より優れていますね。酒場で主題歌の「ボタンとリボン」をボッブ・ホープがジェーン・ラッセルとかけ合いで歌うシーンは愉しいですよ。この酒場のシーンはジェーン・ラッセルも魅力いっぱい。ロイといえば、愛馬トリッガーの演技も素晴しいです。ボッブとひとつのベッドに一緒に寝て、毛布を奪い合うシーンは大笑いしました。豊富なギャグだけでなく、カメオ出演者の楽屋落ちも映画ファンにとっては嬉しいものですね。ビング・クロスビーが出てくるのは、ボッブ・ホープの映画を観ている人なら誰でもわかりますが、写真技師役でセシル・B・デミルが出ていたのは気づかない人がいるんじゃないかな。何故デミルが出演したかというと、デミルが監督した『地上最大のショウ』にボッブがカメオ出演したからなんですよ。ちなみに、写真技師の助手役はプロデューサーのロバート・ウェルチでした。