映画で世界史を

nostalji2008-06-16

映画で世界史なんか学べるわけはないのですが、世界史に興味を持つようになったのは確かですね。それもA級映画でなくB級史劇でした。私がスパルタのレオニダス王とテルモピレーの戦いを知ったのも、教科書でなく、『スパルタ総攻撃』(1962年/監督:ルドルフ・マテ)というB級映画でしたからね。1950年代後半から60年代前半にかけては、『ベン・ハー』や『クレオパトラ』などの大作史劇が多く作られましたが、それ以上に多く作られたのが、ハリウッドのB級史劇とイタリア製史劇でした。それらは史実とはかけ離れていても、登場人物や事件は存在するもので、歴史を身近に感じましたよ。
画像は、私が中学時代に観た『蒙古の嵐』のパンフ。侵攻してきた蒙古軍と戦うポーランドの青年貴族の物語で、好戦的なオゴタイ(ジンギスカンの息子)が、仁徳ある父ジンギスカンを殺してヨーロッパ征服の野望を抱くというトンデモ史劇でした。だけど、学校の推薦映画だったんですよ。歴史の先生は観ないで推薦したのかなァ。それにしても、オゴタイ役のジャック・パランスは蒙古人に見えないことはないのですが、オゴタイの妻役のアニタ・エクバーグは如何転んでも蒙古女性には見えませ〜ん。