『テレビジョンエイジ』の表紙から(3)

nostalji2008-07-22

画像は『テレビジョンエイジ』の1962年2月号。『アンタッチャブル』のロバート・スタックと、『ローハイド』のクリント・イーストウッドね。『アンタッチャブル』はオンタイムでも、CATVで再放送された時も観ていましたが、実在したギャングたちとの派手な銃撃戦にワクワクしましたね。ロバート・スタックは不正を許さぬ正義の塊のようなエリオット・ネスがピッタリでした。当初、ネス役にはヴァン・ジョンスンあるいはヴァン・ヘフリンが予定されていましたが、多忙を理由に二人から断られ、スッタックが引き受けることになったんですね。テレビドラマは長期間にわたってハードなスケジュールで撮影されるため、名の知れた映画スターはウンと言わなかったようです。
クリント・イーストウッドは『ローハイド』で有名になったのですが、ハリウッドからはお呼びがかからず、イタリアに渡って『荒野の用心棒』でブレークしたのは周知の事実。脚本をみて、黒沢明の『用心棒』だとわかり、三船敏郎のイメージに似せて役作りをしたことも周知の事実。1962年の来日時に、好きな映画のひとつに『七人の侍』をあげていましたから、黒沢映画をよく観ていたのでしょう。