全エピソード観了

nostalji2014-02-08

テレビ西部劇DVDボックス『ローハイド(シーズン8)』の#11「土煙」、#12「大砲を持った泥棒」、#13「流砂の川」を観る。
「土煙」は、元南軍少佐だった牧場主の牛を運ぶことになったロディ(クリント・イーストウッド)が、牧場協会が雇った用心棒(スキップ・ホメイヤー)に少佐の牛は盗まれた牛と言いがかりをつけられます。牧場協会の会長(ロバート・ミドルトン)は南軍の捕虜収容所でひどい扱いを受けたことを根に持ち、少佐を異常なほど憎悪していたんですね。南北戦争の遺恨が絡む物語ね。
「大砲を持った泥棒」は、騎兵隊の輸送部隊を襲った無法者(ロリー・カルホーン)一味が、騎兵隊員に化けてロディたちの牛100頭を騙し取ったことから、ロディとコルビー(ジョン・アイアランド)が無法者相手に対決します。ラストの無法者一味との銃撃戦が見どころです。
「流砂の川」は、流砂の川を渡るために道案内の父子を雇いますが、呑んだくれの父親(アルバート・デッカー)にロディたちは手をやきます。息子(ジョニー・クロフォード)が父親のフォローをしますが、父親は迷惑をかけてばかり、親子の情愛物語ね。
シーズン8は、本国では1965年9月14日〜12月7日に放送されました。当初は全30話の予定だったようですが、視聴率が悪く、13話で打切りね。日本では、日本語吹替え版が製作されていましたが、放送されませんでした。観た記憶がないと思っていたら、放送されていなかったのね。エリック・フレミングが事故死して、クリント・イーストウッドの単独主演になったのかと思っていたのですが、私の誤認でした。フレミングが亡くなったのは1966年9月28日で、『ローハイド』を降板して、別のテレビシリーズでの撮影中事故だったんですね。
個々のエピソードには面白いものがありましたが、全体を通してみると基軸がなく、出来はよくありません。新シリーズなんですから、仲間を集めて、キャトルドライブの旅立ちから始めるべきですよ。どこに向かって牛追いをしているのかわからず、エピソードだけの羅列では満足できませ〜ん。