久しぶりに西部劇

nostalji2008-10-29

録画保存したまま放ったらかしていた『空かける強盗団』(1969年/監督:ハイ・アヴァーバック)を観る。泥棒一味(ゼロ・モステルとキム・ノヴァク)、テキサスレンジャー(クリント・ウォーカー)、無法者(クロード・エイキンズ)、メキシコ山賊(エイキム・タミロフ)が、悪徳銀行の厳重な金庫を狙って、ドタバタ展開するコメディ西部劇です。
トンネルを掘って銀行に侵入するために、穴を掘る音を歌と踊りで誤魔化すゼロ・モステルはミュージカル・スターの持ち味が出ているし、仲間を平気で射ち殺して、いつも俺は悪役だとボヤくクロード・エイキンズはとぼけた味わいがあるし、悠々と無法者を倒すクリント・ウォーカーは西部男の味が出ています。裸で馬に乗って、銀行の警備員を悩殺するキム・ノヴァクも妖艶女優の見せ場を作っています。他にもサム・ジャッフェとかエリシャ・クック・ジュニアとかいった味のある傍役が本領を発揮していました。役者で成功した作品といえるでしょう。
画像は、『媚薬』のキム・ノヴァク。1960年代は落ち目となりましたが、50年代は妖艶さと神秘的な雰囲気を持つ美女として人気がありましたね。
HP:西部劇シネマ館の「コメディ西部劇」に追加アップ⇒http://www2u.biglobe.ne.jp/~kazu60/getemono/komedw2.htm