伝奇時代劇の要素

nostalji2009-02-19

録画していた『風雲将棋谷』(1955年・東映/監督:松田定次)を観る。秘宝を守る将棋谷の後継者の謎を巡って、正義の義賊(市川右太衛門)、蠍を使う怪人(薄田研二)、御用聞きの娘(喜多川千鶴)、謎の美女(長谷川裕見子)が繰り広げる娯楽時代劇です。原作は『髑髏銭』と並ぶ角田喜久の傑作伝奇小説ね。怪奇性・宝探し・出生の秘密の伝奇時代劇三大要素を盛り込んでスピーディーに物語展開していきますが、全体的に端折っており、喰いたらなさが残りますね。端折り過ぎて将棋大会開催のような意味のないシーン(原作では意味がある)もできています。右太衛門は貫禄がありすぎて盗賊に見えませんが、「シェッ、シェッ」と不気味な声をあげて蠍を誘導する薄田研二は怪奇趣味満点で良かったで〜す。画像は、市川右太衛門と喜多川千鶴。
PS2で『太閤立志伝Ⅴ』をプレイ。上杉景勝の家臣(国主)のまま、直江兼続で1605年11月に天下統一しました。総時間67時間22分ね。未収集カードが40%弱あるのですが、飽きてきたのでこれでお終い。保存データはそのまま残して、そのうち再開しましょう。