意味不明の題名

nostalji2009-03-12

録画していた小林旭主演の『望郷の海』(1962年・日活/監督:古川卓巳)を観る。ボクシング・トレーナーのアキラが、育てたボクサー(藤竜也)と恋人(松尾嘉代)を八百長強要するギャング(深江章喜)に殺され、ギャングとその兄であるボス(金子信雄)に復讐する物語ね。さすらいヒーローのような叙情性ある題名ですが、純然たるハードボイルド・アクションで内容と題名が全然関連していません。アキラは劇中で歌うことなく、孤独なリベンジャーを演じており、“渡り鳥”シリーズ終了後のイメージ払拭的意味合いのある作品になっていますね。少し設定にムリがありますが、悪くない作品で〜す。ところで、主題歌「男のバラード」はレコード化されていないんだよなァ。