西部劇ミステリー

nostalji2009-06-24

ティーヴ・ホッケンスミス:著(日暮雅通:訳)の『荒野のホームズ、西へ行く』(ハヤカワミステリ:2009年6月15日発行)を読了。グスタフとオットーのアムリングマイヤー兄弟が活躍する“荒野のホームズ”の第2作目です。列車強盗対策用にサザン・パシフィック鉄道の鉄道保安官として雇われた二人は、サンフランシスコ行きの急行列車に乗り込むのですが、手荷物係が殺される事件が発生します。事件捜査中に列車強盗が現われ、何とか撃退するものの、犯人に間違われたホーボー(無賃乗客)も殺されます。貨物車両に積んであった荷物に不審を持ったグスタフは、単純な列車強盗でないと推理するんですな。ブレーキの壊れた手押しトロッコでの犯人追跡からラストに向けてはノンストップ・アクションが展開され、機関車での闘いは真に西部劇で〜す。