本家フュージョン時代劇

nostalji2009-08-24

テレ玉で『必殺剣劇人』を観る。必殺シリーズ第29作目の作品で全8話のミニシリーズですが、これが実にキッチュで面白いんですよ。必殺の殺しパターンが、無声映画(主役3人=近藤正臣田中健あおい輝彦の殺しの扮装は無声時代劇ね)を意識した大立ち回りで、これまでのシリーズとはまるで違ったものになっています。それが逆に新鮮で、前衛的にさえなっているんですね。韓流フュージョン時代劇のはるか先を行っていた作品で〜す。画像は、テン・リーが歌う『必殺剣劇人』の主題歌「ついていきたい」のレコードジャケット。前シリーズ『必殺仕事人・風雲竜虎編』で挿入歌として使われ、それを主題歌として転用したんですな。
韓流のフュージョン時代劇といえば、テレビ東京で放送している『イルジメ(一枝梅)』が最終回。死んだのか生きているのか分からないような終り方で釈然としません。仁祖が王位についていたのは1649年までなので、生きていたのかな。この物語では仁祖国王に毒殺されたようになっている昭顕世子の死は謎につつまれており、BS朝日で放送中(特別番組で中止が多いのは何とかならないものか)の『必殺!最強チル』でも物語の軸になっていますね。『必殺!最強チル』は、仁祖の次の孝宗の時代なので、昭顕世子暗殺の黒幕は孝宗国王……?